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でかせぎがつづいた

ダンナちゃんが無事に日本へ帰ってきまして、、、

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その後、入れ替わるように私はプラハでお仕事でありましたー。

メルセデスのチェコ本社での60人のディナー・パーティー♪


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今回はあまりにも大人数のパーティーだったので、プラハのbellvueのヘッド・シェフに手伝っていただきました~。


「あくまでも僕らのイヴェントだから彼は手伝い!」とフランクが強調するので「手伝っていただきました~」なんて書いてみましたが、高級レストランのヘッド・シェフを「手伝い」と表現できちゃうフランクって大物だわ。


メルセデスの食堂のシェフたちが手伝ってくれるという申し出もあったらしいのですが、友人フランクによると、事前の打ち合わせで私たちのメニューや手順をさーっぱり理解してもらうことが出来なかったらしく、使えないシェフ5人より一流レストランのヘッド・シェフに手伝ってもらう方が確実、と思ったそうです。

正しい判断だけど、それがすぐ実行出来ちゃうのがスゴい。

引き受けてくれた彼も、心が広い。


ただ今彼、どんな基準だか不明ですがチェコで第3位のシェフ♪


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彼が腕をふるうレストランはこちら~。ご存知の皆さんも多いことでしょう☆

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当日も味の調整や盛り付けの打ち合わせ、、、これが楽しいんですよね♪

前菜その一、マリネイティド・サーモンとアヴォガドのピュレ、キュウリとコリアンダーと柚子果汁のソース♪


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最近、チェコでも色々な種類の柚子果汁が手に入るように。

日本製のより、私はこれが風味がマイルドで好きであります。


前菜その二、ゴートチーズ・ボールにベジタブル・ソイル(野菜の土、ようは黒い部分)とビーツのサラダ、

ハーブやにんにくを加えたゴートチーズにローストしたクルミをまぶしたボールと、黒胡麻やフライドオニオンなどで作ったベジタブル・ソイル、オリーブオイルや蜂蜜やマスタードで和えたビーツのサラダ。


今回は、なんと、ドイツのグルメ雑誌のレストラン・インヴェスティゲーターからご指名があり私たちのSupper Culbを開催することになった、と後からフランクから聞かされビックリ。
そ、そうだったのね、、、

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メインコースはコーヒーやアニスで風味をつけたローストビーフ、、、、って、これは風味をつけるために香辛料をまぶした直後の牛肉。

本番の盛り付けたものは、写真を撮る間がございませんでした。。。


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デザートは、カプチーノ・パンナコッタにプルーンのムース☆




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次の週も、またプラハでお料理のお仕事。

場所はカレル橋の麓にあるMlýnec(ムリーネッツ)というレストラン。

↑のbellvueと同じグループのレストラン。


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カレル橋を眺めながら食事ができるということで、観光の方にも人気があるそうデス♪

ここで、アジア風の新しいアイデアが欲しいということで、デザートやサラダも含めて12品ほど作ってきました~。


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新鮮な牡蠣とかも使わせてもらえて、幸せ。



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全部に関して書くと長くなるので、一番驚いたことを、、、

何と一番人気は「八つ橋風デザート」だったんです!

「あんこ」はこちらでは好き嫌いがはっきり分かれるので、生八つ橋の生地にゴマとカシューナッツと生クリームを使ったクリームを挟んだり添えたりしたのですが、これが驚くほど好評。


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実は、きな粉は業務用が流通していないのではと思い、作り方を聞かれたときのために自家製を持って行きました。

こんな時に、バイタミックスは超便利♪

大豆を10分ほど茹でてからオーブンで炒り大豆にすると、芯までさっくりした炒り大豆になります。それを挽くときめの細かいきな粉に。自家製で作りたては、とっても美味しいんです♪ヨーグルトに入れて食べても。


八つ橋の生地は、こちらで手に入る糯米粉と糯米とどちらが美味しいか試してみたのですが、、、

もちろん糯米で作った方が美味しい♪


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糯米粉の中には何だか変な匂いがするものもあるので、使う場合はこちらがオススメです。


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作り方は、洗った糯米:水=1:1.5をブレンダーに入れ、しばらく置いたら攪拌いたします。

(かなり滑らかになるまで混ぜないと、仕上がった時にプツプツした食感が残ってしまうので、ブレンダーが弱い場合には糯米粉を使った方が簡単かもしれません。糯米粉を使う場合は、水は糯米粉に対して1.3です。)


その後、蒸し器で蒸します。

糯米が100gで15分ですが、量が増える場合は時間も増やしてください。

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それを、きな粉とブラウンシュガーを粉砂糖にしたものを混ぜたものの上に移し、伸ばしては折り伸ばしては折りを3回ほど繰り返した後、薄く伸ばします。


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今回はゴマ・カシュー・クリームの味ときな粉の風味がボケないよう、きな粉にシナモンを混ぜませんでしたが、いわゆる『八つ橋』を再現されたい方はシナモンを入れてください。


こちらではグルテン・フリーな食生活をする方が増えているので、そんな方にも喜ばれる「和スイーツ」です♪

グルテン・フリーな方は大豆の遺伝子組換問題など気にされる方も多いので、遺伝子組換えされてない大豆を使っていることを伝えると安心して食べていただけます。

きな粉の代わりにココアを混ぜ、生チョコを中に入れても、、、簡単なのに、とても美味しいスイーツになっちゃいます☆


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抹茶ムースのホワイトチョコレートソースがけの方が好まれると思ったら、八つ橋に軍配が上がるとは。


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お仕事が終わった後、週末はお友達たちとお食事会♡



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スエーデンとオランダのハーフの子たちがチェコ語は話せず英語が流暢だったので、ハニチカさん、初めて本気で英語で交流。

ちゃんと頑張って英語で会話しようとしていたのには、私もダンナちゃんもビックリ。

私には9歳の頃、こんな度胸はございませんでした。。。

本人も、「大変だったけど、勉強になっちゃった、ふふふ♪」と嬉しそうでした。



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この2つのイヴェントの間に、学校のイースターマーケットがありました~。もう私、へろへろ。

でも、季節の行事は大切。


ハニチカさんは日本のじーじとバーバに買ってもらった着物を着て張り切っておりました♪

いつもは売上金をなんやかんやマーケーットで使ってしまっていたハニチカさん、、、なんと今回は私に材料費を返金した上(私がきっちり請求したからですが)、マーケットでもほとんど使わず手元に残していたんです!

それは、、、

レゴを買うため♪

事前に、悪魔のような母から「無駄遣いしないとレゴが買えるかもよ~」と囁かれていたハニチカさん。その囁きがどうやら強烈だったらしく、本当にほとんど使わず手元に残していました。しかし、一個10kcのお菓子を売って400kcも売り上げていたのは、悪魔のような母もビックリ。

次回はもっと頑張るそうです。たのもしい。


終わってみれば何とか全て無事終了。

イースター後、秋の個展に向けて新しい作品を作り始めます♪







by okano0726 | 2017-04-16 00:01 | 徒然
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